2023/06/26

国宝に指定されている赤子の背中ですw

初めまして、Az Oneリードエンジニアの㉔です。

Tech系の会社ではよくあるエンジニアリングブログですが、Az Oneでも定期的に投稿していくこととなりました。この記事が記念すべき第一回目となります。

真っ白な社内インフラ

私が入社した2022年1月の時点でAz Oneはの社員数は6名で、エンジニアも3名でした。(執筆時点でエンジニアは60人を超えています)起業して間もないこともあり社内インフラは皆無といってもいい状態でした。逆に言うと、社内で使用する各種ツールを自分の好みで選定できるチャンスです。さしあたって以下の社内業務の管理をするためのツールを選定することとしました。

  • 週報
  • 各種福利厚生の申請(書籍購入、セミナー参加補助など)
  • 社内向けポータルサイト
  • コミュニケーションツール
  • 勤怠管理
選定にあたって何かしら基準やテーマのようなものを設けようということで、当社では以下をテーマとしました。

- ”スモールスタート”
    - 最初から全て自動化、高度な管理を目指さない
- ”エンジニア的な楽しみを大事に”
    - 既存のサービスを利用するだけでなく、無理のない範囲でツールを自作する
- ”システムに無駄にお金をかけない”
    - 業務管理に高額な費用をかけるくらいなら社員へ還元する(代表の金言です)

Slack、Discord、Google Sheets、GAS、Notion…最近のサービスはどれも高度に洗練されており、似たようなサービスがある場合どちらを採用するか比較して決めるのが一番大変でした。

週報

現在Az Oneには以下の申請を要する福利厚生があります。

● AWS利用し放題
● Udemy Business
● 書籍購入補助
● 資格取得支援
● 外部セミナー参加補助

これらは全てGoogle Formsからの申請となります。構成としては以下の通りです。
この仕組みにより申請への対応漏れ、遅れなどが最小限になるようにしています。(一度不具合で申請の通知が止まったので焦りました😇)

上記の福利厚生とは別にAz Oneでは`Udemy Businessに加入している`ため、Udemyの評価の高い各種講座を無料で受講できます!自己研鑽するエンジニアへの積極的な支援もphilosophyの一貫のようです。(結構お金かけてます)

社内ポータルサイト

これに関しては現状Notion一択でしょう、Notionの勢い本当にすごいです。

余談ですがカレンダーアプリという枯れた分野でCronという新進気鋭のPJがNotionに買収されたのは記憶に新しいですね。市場に溢れたものでも現状よりいいものを作れば売れるということを体現したCronすごい👏。どうでもいいですがcron.com(CronのURL)というドメインが未利用だったことに驚きました。

ちなみにCronは2023年5月1日から一般公開されたようです(それまでは招待制)気になる方はぜひ。私はアーリーアクセスで利用していました。(新しいもの好きアピール)

コミュニケーションツール

当初はSlackを利用していましたがDiscordへ移行しました。コミュニケーションツールは慣れが結構あるのでツールの移行は難航するかなと思いましたが、社員の反応は上々で移行は正解だったなと思っています。
Discordはゲームコミュニティを主軸においたサービスであるためか、スタンプや招待メッセージ等いたるところにポップな表現が多く中々楽しいです。(エンジニア受け良さそう)ちなみにサーバーへBotを追加しようとすると謎の権限が付与(できないけど)されていて茶目っ気があります。

Discordへの移行の理由

最大の理由はSlackの2022年9月のプラン変更です。ログの保存期間が90日間というのはコミュニケーションの標準ツールとして利用するには厳しいものがありました。

古い情報ですがReact最大のコミュニティであるReactifluxが2015年10月にSlackからDiscordへ移行しました。(元記事:Reactiflux is moving to Discord)この記事によると、Discordのビジネスモデルはユーザー数無制限で基本機能を無料とし、プレミアムサービス(テーマ、アドオン、高画質配信)で収益を確保するようです。

Discordの現状を見るにこのビジネスモデルに大きな変化は無いようです。ログの永続化は標準ツールにはほぼ必須と言える機能ですので、ここに大きな変更がない限りAz Oneのコミュニケーションツールとして利用する予定です。

勤怠管理 & 最後に

今回はスモールスタートということで、10の手間を2か3くらいまで減らすことを目標に簡易的な勤怠管理システムを自社で作成することとしました。とは言ったものの終わってみれば中々のボリュームのツールとなりました。(ちゃんと汎用化すれば製品にできそう)勤怠管理単体で記事が2つくらい書けそうですので、今回はここで筆を置きたいと思います。

さて、最後まで読んでいただきありがとうございます。今後定期的に技術的な内容の記事を投稿していきます。次回は週報の構成、GASの運用のベストプラクティスについて投稿予定です。また、勤怠管理システムの自作については今話題のAI、Copilotも記事で扱う予定ですので楽しみにしていただけると幸いです。